安全管理 消防団員等公務災害補償等共済基金製作のしおりを参照 |
安全確保の一〇則 |
- 安全管理は、危険を伴う任務遂行のための行動対策だ。
- 現場では、常に危険に対する警戒心を緩めるな。
- 独断的行動を慎み、指揮者の指示に従え。
- 危険情報は、迅速に現場の全団員に周知し、指揮者に報告せよ。
緊急の場合は直ちに周囲に知らせろ。
- 現場では、日ごろの訓練を思い出し、深呼吸や声を出して、まず落ち着け。
- 常に災害用の資器材の機能・性能限界の把握と、操作の習熟が大事だ。
- 事故の安全は、自分自身で確保することが基本だ。
- 活動種別に合った装備が、安全確保の第一歩だ。
- 普段からの消防活動に耐えうる体力・体調の維持が安全確保の前提だ。
- 公務災害事例はかけがえのない教訓、行動指針として活用せよ。
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訓練時ポイント |
- 訓練は迅速性よりも確実性が重要だ。
- 自己の技量を認識し、技量以上の訓練は慎重に。
- 訓練の目的、手順を理解し、指導者の指導には必ず従え。
- 事前に、訓練用資器材の整備と、使い方を確認せよ。
- 事前に、訓練での障害物を確認または除去せよ。
- 体調に異常、不調を感じたら訓練参加を見合わせる。
- 十分な準備運動をせよ。
- 訓練内容に合った着装をせよ。
- 訓練といえども危険はつきもの、危険に対する警戒心を持て。
- 危険を感じたときは、直ちに訓練を中断せよ。
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行動別安全管理の要点 | 出動 |
- 乗車員の位置、安全姿勢を点呼確認せよ。
- 赤信号は必ず一時停止又は徐行し、安全を確認せよ。
- 運転中の危険個所をイメージせよ。
同乗者は、運転者の死角に注意して呼称せよ。
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現場到着 |
- サイドブレーキと車止めは確実にせよ。
- 部署した足場など、周囲の状況をつかめ。
- 夜間活動時は、照明をつけろ。
- 消防車移動時には、左右、後方に注意せよ。
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水利部署 |
- 消火栓、防火水槽の蓋は、吸管延長後に開けよ。
- 送水圧力は、適正か確認せよ。
- 筒先員は、足元・頭上を指差し確認し、基本態勢を保持して送水を待て。
- 機関員は、筒先の態勢を伝令、予備送水で確認せよ。
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消火活動 |
- 危険物の有無、種類を確認せよ。
- 高所部署時には、足場強度、命綱使用、補助者位置を確認せよ。
- 筒先は、急激な圧力による危険防除のため徐々に開けろ。
- 開口部進入、注水時は、濃煙、熱気の吹き返しを注意せよ。
- 足元崩落、落下物、壁倒壊の危険をチェックせよ。
- 注水停止時は、筒先の反動に注意して徐々に閉めろ。
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撤収 |
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訓練時の健康管理 |
訓練開始前 | 今の健康状況をチェック 一つでも該当するものがある時は、訓練の見合わせを! |
生活状況 |
- 睡眠不足か。
- 過労か。
- 前夜に多量の飲酒をしたか。
- 食事直後か。
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自覚症状 |
- 胸痛・動悸・息苦しさがあるか。
- 頭痛・めまい・耳鳴りがあるか。
- 微熱・だるさ・疲労感があるか。
- イライラして落着かない、集中出来ない感じがあるか。
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準備 |
- 訓練前に体調を調えろ!
- ストレッチなどの準備体操を十分に行う。
- 水を十分飲む。
- 空腹状態を解消しておく。
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訓練中と訓練後 |
- 訓練中に体調異常を自覚
直ぐに訓練を中止し、医師の診断を!
- 胸痛・動悸・息苦しさがある。
- 頭痛・めまい・耳鳴り、脱力感、四肢のしびれ、下肢のもつれがある。
- 微熱・過度の疲労感、吐き気がある。
- イライラして落ち付かない、集中出来ない。
- 訓練後の対応
時間をかけて緊張感を癒せ!
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